苔の栽培とヘイケボタル生育 勉強会

コケの道盛先生、医学博士の矢野原先生、淡水魚の亀井先生をお招きして、
観察園の池でヘイケボタルの生育が可能か、また、コケの栽培が可能か等々、実地調査に来て頂きました。
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①トンボ池
水深が浅い。また、周りに背の高い木が少ないので、日光が当たりすぎる。
底がビニールシートで水温が上がる。などの理由が懸念事項でした。
葦などの草を入れた方がよいとのことです。
お持ち頂いた緑藻の仲間を池に入れました。
(もともといるのは、アオミドロ、ホシミドロの仲間)
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②カエル池
水深が深いとのことでしたが、実際は30センチもない程度でした。
底は土なので、水温はトンボ池よりかは低いであろう。
ヘイケボタルを放つには、こちらの方が適しているかもしれない。

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③コケ
およそ、4億年前に水辺から初めて陸地にあがったのがコケの先祖である。現在は、約1800種類ものコケがあり、それぞれが適した条件の元で、繁殖している。日陰や湿地以外の、日向やアスファルトを好んで生育するコケもある。
ロックガーデンに適したコケは、エゾスナゴケ、ホソウリゴケなど。
石の材質や石の面によっても生育するコケは異なる。
アスファルト上の乾いたコケに水をかけると、たちまち緑の色が濃くなり浮かび上がってきた。
普段見落としてはいるが、トンボ池の周囲にもあちこちコケが生えていた。
コケを繁殖させるには、コケの周りの雑草や落ち葉をどかすことである。

 

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④ヘイケボタル養殖所(坂本邸)にて【ホタルのエサとなるタニシの飼育方法】
餌は金魚のエサ(浮遊性と沈下性をまぜてやること。写真参照)
半分をエアレーションを入れたタライに、もう半分は、池もしくは薬剤のない田んぼに放つ。

 

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【ホタルの飼育について】
・エサのタニシはペンチで潰してからやるとよい。(小さな幼虫に対して)
・ヤゴや蛙とは共生できる。アカハライモリとの共生は確認が必要。
・6月に交尾をして水の中に産み落とされた卵は、タライの中で成長する。
そして、5月に蛹部屋(1~3)へ移し、約一ヶ月弱土の中で過ごす。
この際、蛹部屋には真ん中に水流を作るとよい。羽化の数が圧倒的に増えた。

(写真参照)
蛹部屋の土は、プランターの土などを網でこしたものを使う。
6月に蛹は羽化し、土の中から出てくる。
網の部屋に移す→すぐに交尾(命が短い為)
以上の繰り返しです。まずは、学校で飼育できるかの確認が必要とのことで、話はとまっています。
いきなりホタルではなく、まずはタニシの飼育から、という意見もありました。

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